臼歯を大きくしたゾウは、さらに、後から押し出すように五回も生え変わる水平交換という歯の生え変わり方に変わった。
そして、六本の臼歯を一本一本順々に使うことで、植物を食べることによっておこる歯の摩耗にたえるよう進化したのである。
また、現在のゾウの頭の骨は、非常に特異な形をしている。
しかし、ゾウの祖先の頭の骨は、イヌやネコなどに似た形をしていた。
からだが大きくなり、鼻が伸び、臼歯の形が変化し、長い牙をもつようになるなどの進化に合わせて、頭も特異な形になっていった。
ゾウのからだが、このように大型化してきたことも、マンボウやナマケモノなどの変わった姿の動物も、そして、私たち人間のからだも、進化の産物なのである。